Keyword: ウィルコクソン, Wilcoxon Test, 検定
概要
本サンプルはウィルコクソン符号順位検定(Wilcoxon Signed Rank Test) を行うサンプルプログラムです。 本サンプルは以下に示される標本を分析対象とし、検定統計量と両側確率を出力します。この標本は二つの同じ大きさの標本の観測値の差異から生じています。
※本サンプルはnAG Toolbox for MATLAB®が提供する関数 g08ag() のExampleコードです。実行にはMATLAB®本体(他社製品)とnAG Toolbox for MATLAB®が必要です。
本サンプル及び関数の詳細情報は g08ag のマニュアルページをご参照ください。
入力データ
x = [19;
27;
-1;
6;
7;
13;
-4;
3];
xme = 0;
tail = 'Two-tail';
zeros = 'Nozeros';
[w, wnor, p, n1, ifail] = g08ag(x, xme, tail, zeros)
- x には標本のデータを与えています。
- xme にはメディアン検定値を与えています。
- tail には裾確率の種類を指定しています。"Two-tail"は両側確率を意味します。
- zeros には順位付けの際に 0.0 の符号付き差分が含まれるかどうか指定しています。"Nozeros" は順位づけの前に 0.0 の符号付き差分は除外されることを意味します。
- 最後に本関数を呼び出す構文を指定しています。
出力結果
w =
32
wnor =
1.8904
p =
0.0547
n1 =
8
ifail =
0
- w は検定統計量を示しています。
- wnor は正規検定統計量を示しています。
- p は両側確率(two tail probability)を示しています。
- n1 は標本とメディアン検定値との差が非ゼロとなる数を示しています。
- ifail は関数がエラーを検知しなければ"0"が出力されます。
