Keyword: 分散分析, ANOVA, 信頼区間の計算
概要
本サンプルは分散分析(ANOVA: Analysis of Variance)で計算した処理平均の差の信頼区間の計算を行うサンプルプログラムです。 本サンプルは以下に示される処理平均と処理平均の差の標準誤差により、信頼区間を出力します。
※本サンプルはnAG Toolbox for MATLAB®が提供する関数 g04db() のExampleコードです。実行にはMATLAB®本体(他社製品)とnAG Toolbox for MATLAB®が必要です。
本サンプル及び関数の詳細情報は g04db のマニュアルページをご参照ください。
入力データ
typ = 'T';
tmean = [3;
7;
2.25;
9.428571428571427];
rdf = 22;
c = [0.4266566766566766, -0.127997002997003, -0.127997002997003, -0.127997002997003;
1.104643877110671, 0.5375874125874126, -0.127997002997003, -0.127997002997003;
0.9852126366393904, 1.039987824604055, 0.2879932567432567, -0.127997002997003;
1.014924193896684, 1.068176883894971, 0.9441438976360614, 0.347420436706151];
clevel = 0.95;
[cil, ciu, isig, ifail] = g04db(typ, tmean, rdf, c, clevel)
- typ には使用する手法を指定しています。"T"はTukey-Kramer法を意味します。
- tmean には処理平均を指定しています。
- rdf には残差の自由度を指定しています。
- c の下三角部分には処理平均の差の標準誤差を指定しています。
- clevel には計算される区間の信頼水準を指定しています。
出力結果
cil =
0.9326
-3.4857
-7.6378
3.6103
-0.5375
4.5569
ciu =
7.0674
1.9857
-1.8622
9.2468
5.3947
9.8003
isig =
1
0
1
1
0
1
ifail =
0
- cil は処理平均の差の信頼区間の下限を示しています。
- ciu は処理平均の差の信頼区間の上限を示しています。
- isig は処理平均の差が有意かどうかを示しています。"1"は有意であることを意味します。
- ifail は関数がエラーを検知しなければ"0"が出力されます。
