nAGお客様事例

英国気象庁様

nAG FortranコンパイラをIBM S/390用にポーティング

お客様事例
業種 官公庁
ソリューション 数値天気予報モデルの改良
使用された製品 nAG Fortran コンパイラ
使用された関数

nAG FortranコンパイラとIBM S/390による英国気象庁の天気予報

情報科学は天候予報の心臓部にあります。Bracknellにある英国気象庁では、コンピュータが約40年の間使用されてきています。

nAG Fortranコンパイラが、気象庁がすべての利用可能なプラットフォーム、 特にIBM S/390上にアプリケーションを移行することに貢献しました。 これにより、英国気象庁のソフトウェア開発者がnAG Fortranコンパイラを使って作成する数値天気予報モデルが改良されました。

目的

天候を予測するために数学的モデルを利用するというアイデアは、 第一次世界大戦で前線にいた軍人の、L.Fリチャードソンという数学者により発案されました。 70年後の今日、英国気象庁は天候状況の高度なモデリングや分析のリーダーとして世界的な名声を手にしています。

多種多様なコンピュータ技術が天候予報のために使われています。 英国気象庁は、様々なシステムからすべてのユーザーが、天候情報の膨大なデータへ迅速で、 容易にアクセスができることの必要性を認識しています。 それにより生産性が向上し、システム管理コストの低下によるビジネスオーバーヘッドを軽減します。

数学的なモデリングと分析は、天候予報の中心にあり、プログラムは、 数値計算においてより優れた効率を利用するためにFortranによって書かれています。 気象庁では、他のプラットフォームにおいてすでに開発されていたFortran 77コードを守るとともに、 Fortran 90の効率性を利用するためのコンパイラが必要でした。

これを行うために英国気象庁は単一サーバープラットフォームへこれまでのコード資産を統合することにしました。 それによりコンピュータ技術の新旧共存ができるとともに、ユーザが新しい手順やシステムコマンド、 オペレーションを学ばずに天候情報へのアクセスができることがねらいでした。

解決策-S/390とnAG Fortranコンパイラ

目的を達成するために、英国気象庁は、S/390上のアプリケーション、情報管理をnAG Fortranコンパイラを利用して統合することを選択しました。 nAG Fortranコンパイラは、英国気象庁で使用しているすべてのプラットフォームに対応した、唯一のFortranコンパイラです。

英国気象庁のアプリケーション開発者は、nAG Fortranコンパイラの使用によって、 モデリングと分析をする際に開発者自身のプログラム内でFortran 77とFortran 90を使うことができると共に、 英国気象庁にて利用可能なすべてのプラットフォームで、それらを活用することができるようになりました。

ビジネス上のメリット

nAG Fortranコンパイラを利用して、様々なアプリケーションを単一サーバープラットフォーム(S/390)へ統合することにより、 システムコストが低減され、気象庁全体の情報へのシームレスなアクセスが可能になり、 更にそれによってユーザーの既存のスキルをそのまま利用することが可能になりました。

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