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ミネソタ大学地質学部 様

お客様事例

地震学で新機軸を打ち出す

DEMZ

ミネソタ大学地質学部では、学生プロジェクトのためと、世界中の地球学者に配布するために、IRIS Explorerモジュールの開発を行なっています。 アプリケーション開発の容易さはIRIS Explorer? の特長の一つです。ミネソタ大学地質学部及び地球物理学部の可視化プログラマであるPaul Morin氏は、研究と教育に利用できるアプリケーション開発においてIRIS Explorerを利用しています。

Morin氏と彼の同僚は、地震学、デジタル標高地図、グローバル熱流などの地球科学データの可視化を行なうため、多数の「Minnesota Modules」とよばれるモジュールを開発しました。これらのモジュールはインターネットを通じて他の地球科学者に無償で提供されています。いくつかのモジュールは計算科学の修士生により作成されるため、アプリケーション開発が容易に行なえるという事が、Morin氏が彼のクラスでIRIS Explorerを使用する事を決めた主な理由となりました。

JapanZ Morin 氏は以下のように言っています。「情報工学科の生徒は、アルゴリズムについては教えられるが、データについては教えられません。私の経歴や今まで行なった地震やその他の環境学についての研究により、私は生徒達が比較的短期間で、外の世界で通用するアプリケーションを組み上げるために使用できる複雑なデータを提供できています。」

実際、最近の科学技術可視化コースにおいては、もともとIRIS Explorerの知識の無かった何人かの生徒達が、平均40時間ほどでモジュールを作成し、実際に使えるアプリケーションを作成できています。Morin氏はこれらのアプリケーションを「新機軸を盛り込んだ」、そして「他のアプリケーションとIRIS Explorerをつなぐ最初のステップ」と説明しています。 「Minnesota Modules」のうち主なものには、Projectorと呼ばれる2次元、3次元データを多数の標準地図投影法にしたがい投影するモジュール、CoordCropと呼ばれる大きい地質学データセットを緯度、経度、深さ、高さでクロップするモジュール、CropQuakeと呼ばれる地震データを緯度、経度、深さ、年月日、方位でクロップするモジュール、Beachballsと呼ばれる震源メカニズム解を3次元ビーチボール又は2本の交差線で表現するモジュールなどが含まれており、地震学において新機軸を打ち出しています。 Morin 氏はIRIS Explorerバージョン0.8(Silicon Graphicsワークステーション用)の頃よりのユーザで、nAGが行なっているその他のプラットフォームへの移植作業は、すべてのアプリケーションユーザにとってとても重要であると感じています。

Tanz 「Explorerが高いパフォーマンスを多数のプラットフォーム上で発揮できる事は、私たちにとって必要不可欠です。私は生徒達にExplorerが利用可能である事を教え、生徒達にアクセス可能な様々なマシンでExplorerが同じ様に稼動するか否かを心配せずに、利用してもらう事ができています。」 「データセットが大きくなるにつれ、科学過程においてのインタラクティブな可視化は重要になってきます。私たちは完成された機能を持っていて且つ手頃な価格の可視化アプリケーション環境が必要です。私たちは可視化を教室で行なう必要があり、各人の卓上で稼動するソフトが必要です。これには多数のライセンスを他の可視化ソフトのシングルライセンスと同じくらいの価格で手に入れる必要があります。IRIS Explorerはこれらの必要性を両方満たしています。」



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